1974年、14金・18金などの貴金属を素材とした、SEIKO「特選腕時計」をグループ化して、「黄金の頂き」を意味するブランド「CREDOR(クレドール)」が誕生しました。来年は40周年の年となります。
誕生以来、ムーブメントはもとより、針一本、ブレスレットの一駒に至るまで、最高の品質を求め、真の最高級を追求し続けています。このクレドールを支えているのは、「世界最高水準の精密加工技術」「現代の名工を始めとする妥協を許さないクラフトマンシップ」「厳選された素材」「日本人の感性」です。
これらが高いレベルで融合されて初めてクレドールブランドとして誇れる品質となります。更に2004年より発売をスタートした「NODE:ノード」に加え、2006年の「NODE J:ノード ジェイ」投入により、高級時計という枠から一歩踏み出し、芸術という領域まで高められる時計ブランドを目指すという、強いメッセージを発信し続けています。
CREDOR、それは匠の技と日本の美意識によって芸術の域まで高められた時計を提供するブランド。本質を見極められる人に対する一流の職人として日本の気品を約束するブランドなのです。
〈ピクウェダイヤルコレクション〉
ピクウェ(象嵌)技術が途絶えておよそ100年の間、その技法の再現は難しく、幻の技法と呼ばれていました。
この美しい技法が100年ぶりにクレドールの時計デザインの中に復元されました。
 | JURI REF.GTWE890 - 「Japan Beauty」をテーマに日本の美意識と匠の技を融合させた美しい工芸モデル。ダイヤルには、日本の豊かな自然風景を塩島敏彦氏による「ピクウェ」で表現しています。
- 「鹿の子百合(かのこゆり)」と「揚羽蝶(あげはちょう)」の華麗なモチーフを、日本独特の美意識である余白の美を活かした大胆な構図でデザインしています。
- 素材:18Kピンクゴールド、ダイヤモンド25個
- ダイヤル:白蝶貝(白)、ピクウェ(揚羽蝶)ダイヤル(模様部分:24K、Pt 1000、18Kグリーンゴールド)
- ムーブメント:クオーツ Cal.5A70
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塩島敏彦(しおじま としひこ)
『「クレドール ピクウェ」という存在を知ったのは、象嵌作家だった父の工房で手伝いをしていたときで、その趣に惹かれて、ロンドンまで出かけて研究しました。文献では、その手法は謎とされてきました。ただ、実物を研究する過程で、私にはその工程が「見えて」きました。
そしてそれを「復元」することに成功しましたが、実は私が手がけている手法が19世紀と同じかどうかはわかりません。正直にいえば、ピクウェのさまざまなアンティークを見てきましたが、そのクオリティには負けない自信があります。クレドールという品位あ
る腕時計の、新しい高貴な顔としてピクウェをお楽しみいただければ幸いです』 |  |
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「ピクウェ」は、象牙やべっこうなどの有機物の母材に貴金属を嵌めこむ特殊な象嵌(ぞうがん)技法の一種。
16世紀末頃から聖職者への献上品としてフランスで作られたのが始まりで、その後、オランダや英国に移住したカルバン派の新教徒(ユグノー)がもたらした工芸技術である。19世紀末頃には時代の流れとともに姿を消し、その技術は職人とともに失われてしまった。
スイスの時計技術もまた、ピクウェと同じくユグノーによって伝えられてという。時計とピクウェの関係を考えると、興味深い共通点といえる幻のアートが、今、クレドールに花開きます。 |
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〈SIGNO -シグノ- コレクション〉
高級ウォッチブランド<クレドール>から セイコー腕時計100周年 誕生20周年記念限定モデル
超薄メカニカルムーブメント
「キャリバー68系」搭載の限定モデル
Cal.6870が生まれてから20年。美しく精緻な極薄ムーブメントにふさわしいモデルが登場します。鏡面に磨き上げられた光沢の強い白蝶貝とサファイアクリスタルを組み合わせた2層構造のダイヤルは薄型モデルながら奥行きや立体感の演出、薄型の18Kケースに長く細い針を使用し、68系創生期のドレスウォッチに数多く採用された極細スタイルのローマ数字というエレガントな王道を極めた美しいスタイル。
裏ぶたには「Caliber 6870 20th Anniversary」と限定No.が刻印されています。
サイズ:ケースサイズ36.6mm、厚さ7.1mm
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シンプルで落ち着きのあるデザインが身につける人の品格を示すベーシックなコレクション。
薄型でドレッシーというクレドールのコンセプトを体現しているモデルであり、メッシュベルトを使用したシリーズも長年にわたり人気のモデルです。
ムーブメントはキャリバー68シリーズを搭載。こちらはわずか1.98mmという世界有数の薄さを誇る極薄機械式ムーブメントしており、1993年からクレドールの専用ムーブメントとして、製造されてきました。少量生産のため、一つの組み立て→調整は一人の高度な技能を有する時計師によって行われます。