水、空気、地球、炎は、ブランパンの４つの中核的なコレクションと呼応しています。

フィフティ ファゾムス コレクションは、「水ー保護の精神」を表現しています。

～ダイバーズウォッチのパイオニアとしての原点～

BLANCPAIN FIFTY FATHOMS　-ブランパン フィフティ ファゾムス-

歴史ある時計ブランドとして地位を築いていたブランパンが、海と深いつながりを持つようになったのは20世紀中頃。長くCEOを務めたジャン-ジャック・フィスターが、当時の最先端技術であるスキューバダイビングを趣味とし、スポーツダイビングのパイオニアであったことがきっかけでした。スキューバダイビングとは、ボンベを使った潜水技術のこと。潜水時間が伸びて行動範囲も広がることから、海洋探査や海洋撮影などが盛んに行われるようになり、〝海と人間の距離が縮まった時期〞でもありました。そんな折、フィスターが、フランス海軍潜水戦闘部隊（フロッグマン部隊） から潜水用時計の開発を依頼されます。

優れた防水性は当然として、海中でアクティブに動いても壊れない頑強さや、素早く時刻を確認できる視認性、さらには潜水時間を簡単に把握するための簡易計測機として回転ベゼルを設けました。しかも誤ってベゼルが動いてしまうことなく正しい計時が行われるように、一方向にだけ動くロック機構を完成させたのです。

こうして生まれたダイバーズウォッチは、優れた性能を示すためにモデル名に水深用の単位“ファゾム” を使い、「フィフティ ファゾムス」と命名。ちなみに50ファゾムは約91.45ｍであり、当時のダイバーが潜水できる最大深度でした。この画期的な時計は、アメリカ軍やドイツ軍も採用したそうです。そして優れた防水性とタフなケース、シンプルな表示に逆回転防止ベゼルというスペックが、ダイバーズウォッチの必須事項となり、多くのフォロアーが生まれることになりました。

海洋保全

1953 年に「フィフティー ファゾムス」を開発したブランパンは、時を同じくして、この“海と人間の距離が縮まった時期”に生命の源でもある「海」へ意識を向けました。以降、ブランパンは長きに渡り、海洋環境保全活動をサポートし続けています。未来へ美しい海洋環境を残していきたいと、あくまでもポジティブにメッセージを発信し続ける活動は「ブランパンオーシャン コミットメント」として集約され、現在活動の幅を大きく広げています。 オーシャンコミュニティーとの協同とイニシアチブの支援海洋保全活動は開始から70年となり、300年近いブランパンの歴史の中においても画期的な出来事となりました。

理由

世界の海の探検と保全は、ブランパンにとって重要なものです。70年の歴史を有するブランパンのダイバーズウォッチ「フィフティ ファゾムス」は、この貴重な資源を大切にする探検家や写真家、科学者、環境保護運動推進者らと緊密な関係を築いています。そしてこの関係性が、海洋に関する重要な活動やイニシアチブの支援を決定する要因となりました。その背景によって、ブランパン オーシャン コミットメント（BOC）が誕生しました。

方法

オーシャンコミットメントの中心には、海に捧げられた重要な活動を支援することで違いを生むという、ブランパンの決意があります。過去数年間において、ブランパン オーシャンコミットメントは、海の美しさへの意識を高め、科学研究に貢献し、効率的な海洋保護対策行うという、3つの軸に力を注いでいる団体と提携しています。

探査、そして保全

オーシャンコミットメントの一環で、ブランパンは、ローランバジェスタのゴンベッサ探検隊、ナショナルジオグラフィック協会の原始海探検隊（2011年から2016年）、オセアナのスコーピオンリーフプロジェクトなど、複数の探検隊に大きく貢献しています。