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Breguet Exhibition 2024 -ブレゲ エキシビション-


ブレゲのコレクション



トラディション

時を超え、はるかな時代への旅に誘う。

メゾン・ブレゲが創業したのはパリのシテ島でした。ブレゲの歴史と構造美は、「トラディション」を構成する高度な技術とデザインコードに反映されています。

クラシック

高精度・視認性・エレガントなデザインという時計の理想的な姿

ブレゲの芸術とスタイルは時代を駆け抜けてきました。今日、その精華を物語る「クラシック」コレクションは、他と一線を画したメゾン独特の特徴を集めた、洗練かつタイムレスなデザインを描き出しています。


マリーンブレゲ


王国海軍のクロノメーター製作者


時計職人が授与される称号のなかで最高の権威を誇る王国海軍御用達のクロノメーター製作者を意味する” オルロジェ・ドゥ・ラ・マリーン” の称号を持つアブラアン- ルイ・ブレゲは、マリン・クロノメーターを考案して、重要な探検の成功に貢献してきました。今日、この豊かな遺産が「マリーン」コレクションにインスピレーションを与えています。

クイーン・オブ・ネイプルズ


ブレゲが初めての腕時計を王妃のために製作


アブラアン- ルイ・ブレゲは、ナポリ王妃カロリーヌ・ミュラのために、雄大なナポリ湾の眺めをイメージさせる初の腕時計を製作しました。常識に捉われないこの歴史的なタイムピースは、不動のレディースコレクションの礎を築き上げています。


タイプトゥエンティ


端正で、独創的かつテクニカル


ブレゲと航空業界の強い絆にインスパイアされた、航空機「ブレゲ 14」で名を馳せたパイロットにオマージュを捧げる「タイプXX」コレクションは、正真正銘のパイロットウォッチのテクニカル&デザインコードを際立たせています。



ブレゲの世界


「本格的な機械式時計」と「洗練されたエレガンス」の両局面を宿す、唯一無二のウォッチブランドBreguet。機械式時計を手がけるブランドにおいても、どこか特別な存在感があります。それは、創業者アブラアン- ルイ・ブレゲによって作り出された、現在も受継がれている時計の機構や装飾が多くあること。創業したのがフランス・パリであり、王侯貴族からの寵愛により花開いたエレガントで洗練されたデザイン。一見、相反すると思われるポイントの両方においてアブラアン- ルイ・ブレゲはパイオニアでした。


パリ~1775年~


時代はフランス革命前のブルボン王朝。アブラアン- ルイ・ブレゲは生まれ育ったヌーシャテルを10代で離れ、時計職人としての修業を積むためヴェルサイユ、そしてパリに赴きます。そして、1775年、彼は大修道院長のジョゼフ- フランソワ・マリーの助力によりパリのシテ島に時計工房を設立します。


時計界にもたらす数多くの革新


時計師としてだけではなく、当時の最新科学にも精通していたアブラアン- ルイ・ブレゲ。1780年には、史上初の自動巻き時計『ペルペチュエル』の開発に成功。この自動巻機構の完成は、彼のキャリアにおいて初の主要な業績になりました。その後も次々と画期的な機構を発明します。彼は「時計の歴史を200年早めた男」、「時計界のレオナルド・ダ・ヴィンチ」と讃えられますが、それは「現在の機械式時計に用いられている機構の3/4 は、アブラアン- ルイ・ブレゲが発明、或いは改良した」といわれているからです。

一方で、アブラアン- ルイ・ブレゲは時計の機構だけではなく、時計のデザインや細やかな装飾部分においても大きな革新をおこしました。

代表的なものといえば「ブレゲ針」、「ブレゲ数字」、そして「ギヨシェ彫り」。ブレゲ自身の名を残すことになった有名なアップルハンドのデザインの「ブレゲ針」。各所のフォルムをすっきり改善したいというブレゲの望みは、アラビア数字にも及び、彼は数字を洗練したものに変え(「ブレゲ数字」)、ケースも薄くしました。エナメル仕上げの平たく大きなダイヤルにマッチしたアラビア数字の書体は、好評を博して大成功を収め、同業者たちにも大きな影響を与えました。

「ブレゲ」が生み出した「ギヨシェ彫り」や「ブレゲ」の名が冠された針は、他高級時計ブランドで現在も採用されています。




Tradition

トラディション7597 レトログラード デイト


7597BB/GY/9WU

時を超え、はるかな時代への旅に誘う「トラディション」コレクションは、アブラアン-ルイ・ブレゲの思い出を心から称えたものです。


アブラアン- ルイ・ブレゲによって考案された「スースクリプション」という伝説の時計にインスピレーションを得て制作された「トラディション」のモデルは、ブランドの原点回帰と未来への展望が同時にシンボライズされています。


18Kホワイトゴールド

レトログレイド式日付表示

グレイ仕上げの自動巻ムーブメント

シリコン製ブレゲひげゼンマイ

オフセンターに配置されたゴールドダイヤル(手彫りギヨシェ模様)

サファイア・ケースバック(透明裏蓋)

3気圧防水(30m)

ケース径 40mm

¥6,853,000(税込)

 





Classic

ブレゲ クラシック クロノメトリー


7727 7727BB/12/9WU

ブレゲの「クラシック」コレクションには、見やすさ、 高精度、無駄のない洗練されたデザインという時計の理想的な姿が見事に表現されています。


18Kホワイトゴールド手巻

スモールセコンド

シリコン製ダブルヘアスプリングの磁気性テンプを備えた高振動(10Hz)脱進機

アンクルとガンギ車にシリコン素材

10分の1秒表示

パワーリザーブ・インジケーター

銀色仕上げゴールドダイヤル(手彫りギヨシェ模様)

サファイア・ケースバック(透明裏蓋)

3気圧防水(30m)

ケース径41mm

¥7,172,000(税込) 





高振動数振動数の増加とそれを支える新素材


ローターの振動数が増加することで、テンプのパフォーマンスは高まり、これによって時計の歩度の精度と安定性は確実に向上します。これは所有者にとって、時計の歩度がより安定することを意味します。そして、高振動を追求するための研究(シリコンの使用や新たなテンプの設計など)は、クロノグラフに留まらない新たな分野への応用にもつながります。


精度を追求するブレゲは、精度と信頼性向上のために磁性を積極的に活用することで、時計製造の歴史においてもうひとつのマイルストーンを築きました。それが他のブレゲの革新を組み合わせて誕生した「クラシック クロノメトリー 7727」で、その目を見張るほどの結果は主に10Hz の振動数によるものです。



デザインコードでもあるブレゲ針

先端が月の形をした斬新な針


この時代の針の多くは、短く、太く、そして装飾が過度に施されていたため、全体に重厚な印象を与え、文字盤の読み取りは容易ではありませんでした。アブラアン- ルイ・ブレゲは時計職人となってまだ間もない頃、自らの創造する時計の内側のメカニズムだけではなく、外側のパーツの形にも合理化を図ろうと努めました。針は、機能、およびデザインの両面において時計には欠かせない存在です。


アブラアン- ルイ・ブレゲが針においても偉大なる功績を残したことは容易に納得できます。彼は当初、イギリス製のゴールドの針を使用していましたが、1783年、ゴールドまたはブルースティールでできた極めて斬新な針を生み出します。穴の開いたリンゴ、あるいは三日月と様々に形容されるこの針は、先端部にオープンワークが施された斬新なデザインのものでした。スリムですっきりとした形にこの上ないエレガンスを備えた新しい針は、当時瞬く間に成功を収めました。「ブ



シリコン素材のガンギ車とアンクル

シリコン:磁力の影響を受けず、腐食や摩耗への優れた耐性を持ち、鋼鉄よりも硬くて軽い。


2006年、機械式ムーブメントの複数の重要な部品にシリコン素材を導入することで、ブレゲは再び時計製造技術の発展に大きく貢献しました。地球上で酸素の次に多い物質であるケイ素(シリコン)は、磁力の影響を受けず、さらに腐食や摩耗への優れた耐性を持っています。また、鋼鉄よりも硬くて軽く、慣性を下げてくれるだけでなく、潤滑油を必要とせず、複雑な形状であっても自由に成形できます。時計産業では、このようなシリコン素材の優れた性質が、ムーブメントのいくつかの部品に有効であることが実証されました。シリコン素材の部品は、最高の精度を保証するだけでなく、極めて複雑な形状を作り出すことも可能です。


ブレゲでは、2006年という早い時期からシリコン素材の研究を始めており、最初の部品をブレゲ製品に組み込みました。それ以来、「クラシック 5177」ではガンギ車とアンクル、「クラシック 5197」や「クラシック 5837」ではガンギ車、アンクル、平ひげゼンマイの3 つにシリコン素材の部品が使用されています。



マグネティック・ピボット

ブレゲは2010年11月9日、磁気を利用して時計の精度と信頼性を高める「マグネティック・ピボット」に関する特許を取得


「マグネティック・ピボット」は、機械式時計への磁気の悪影響を抑えるだけではなく、磁気を活用して天真の旋回・回転および安定性を大幅に改善します。テンプの軸(天真)を支える2 つの受け石に組み込んだ強力なマイクロ・マグネットの磁力によって、時計に振動が加わっても、天真は瞬時に軸受けの中心に復元され、自動的に調整されるというまったく新しい動的安定化システムです。


「マグネティック・ピボット」は、カーボンスティール製の天真と、それを支える上下の受け石の背後に組み込まれたレアアースマグネットで構成されています。上下のマグネットの磁力は、ダイヤル側の方がより強力であるため、天真は常にダイヤル側の受け石に接触し、まるでぶらさがっているように見えます。