OMEGA-スピードマスターと宇宙

オメガのクロノグラフウォッチと言えば、「スピードマスター」をまずは思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
スピードマスターは、半世紀以上の間、宇宙飛行士や宇宙機関に選ばれ続けているモデルです。実際にスピードマスターは、宇宙を舞台にした人類の大きな冒険に何度も立ち合っており、1969年7月に月で着用された最初の時計となって以来、世界で最も有名なクロノグラフのひとつとなっています。

元々、スピードマスターが初めて宇宙に飛び立ったのは1962年のこと。マーキュリー計画に参加した宇宙飛行士ウォルター・シラーが私物として身につけていたのがオメガのスピードマスターだったそう。
同時期、NASAでは様々なブランドの腕時計でテストが行われ、採用モデルが絞られていました。最終テストに参加できたのはオメガを含めて3社。オメガのスピードマスターは過酷なテストの中、最後まで正確に時を刻み続け、NASAから公式時計として採用されることとなります。結果、アポロ11号から17号までの月面着陸プロジェクト全てに帯同され、6度の月面着陸の瞬間に立ち会っています。

アポロ13号の危機については映画化もされご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、オメガのスピードマスターが、その精度の高さで宇宙飛行士たちの命を救いました。宇宙船の計器が壊れた正にその時、時間の計算が正確に、瞬時にできたこと。これが現在に至るまで、NASAが公式装備品としてオメガのスピードマスターを唯一の時計として許可し続けている理由であり、信頼であるのです。

SPEEDMASTER
ムーンウォッチプロフェッショナル
310.30.42.50.01.002

「スピードマスタームーンウォッチ」は、世界で最もアイコニックなモデルのひとつです。6度に渡る月面着陸プロジェクトのすべてに携帯された伝説のクロノグラフであり、オメガの冒険心あふれるパイオニアスピリットを受け継いでいます。

SPEEDMASTER
ムーンウォッチプロフェッショナル
310.30.42.50.01.00 2
￥1,232,000

ケース直径：42 m m
素材：ステンレススティール
クリスタル風防：内側に無反射処理を施した、ドーム型強化サファイアガラス
防水：5 気圧 (50 メートル / 167 フィート )
キャリバー：オメガ 3861
ムーブメント：手巻き
パワーリザーブ：50時間

OMEGA -コンステレーションと宇宙-

コンステレーション。
それは英語で「星座」という意味を持ちます。では、オメガと星にはどのような関係があるのでしょうか。近代に入り、時計に求められたのは「精度」。そう、正確な時を刻むことでした。

オメガは、20世紀半ばまでに、時計の精度を競う天文台コンクールで優秀な記録を残し続けてきました。その数にして、８つ。中でも1936年のスイスキュー天文台の精度試験での得点（97.8点 / 100点満点）は現在におけるまでトップの座を守り続けています。コンステレーションに刻まれた８つの星は天文台のモチーフとともに、この偉業を象徴するものです。オメガにとって、コンステレーションに８つの星を刻み続けることは、永続的に求め続ける高い精度への誓いでもあります。

さて、コンステレーションと聞くとレディースウォッチの印象が強いかもしれません。しかし、実は1952年の誕生時、初代モデルはオメガ初の自動巻きクロノメーターが搭載されており、その高い精度と華やかでありながら品を損なわないデザインで男性たちの心を掴んだモデルでもあるのです。12面体の斬新なデザインを持つ文字盤はパイを焼く皿に似ていることからパイパンダイヤルという愛称でも親しまれていたそうです。その後、ムーブメントの薄型化や防水性の向上を図るケース構造などの様々なチャレンジの中で、コンステレーションは1970年代にクォーツムーブメントを搭載したモデル、1982年には現在に続く特徴的な爪のデザイン「マンハッタン」を誕生させました。この後も、マンハッタンの進化とともにコンステレーションは歩み続けています。