中秋の名月
9月もわずかな日数を残し、
過ごしやすく食べ物もおいしくなる誘惑の秋が近づいてきました。
皆様お変わりございませんか。
先日は中秋の名月でしたね。
中秋の名月は旧暦の8月15日を指し、
平安時代に日本に伝わったとされ、
貴族たちは様々なお供え物をしたり、
月への想いを詠み、音楽を楽しむ『観月の宴』を開催するようになったそう。
今日でも月を愛でるとともに、秋の収穫への感謝をし、
災いや邪気を遠ざける為に秋の七草であるススキを供える風習が続いています。
お月見団子などもすっかり馴染みがありますよね。
2024年の中秋の名月は9月17日でしたが
千年以上前から同じ月を見上げていると考えるととてもロマンを感じませんか。
百人一首にこんな歌があります。
『秋風に たなびく雲の 絶え間より もれ出づる月の 影のさやけさ』
現代語訳:秋の風に吹かれて横に長く流れる雲の切れ目から
漏れる月の光の美しさはなんと明るく澄んでいることか
時代は変わっても変わらないものもあるものだとしみじみ・・・
季節を感じたり自然に触れると感性が育まれる気がします。
百人一首の話題のついでになりますが、万葉集の令和版をご存じですか。
和歌を思いっきり今風の言葉で訳している本が少し前に話題になりました。
古文や和歌の日本古来の言葉や言い回し自体もともと好きなのですが、
現代語訳の中でもよりくだけた言葉になっていてとても面白いので
ご興味ある方は是非調べて見てください。
本日のひと:瀧頭(日高本店プロショップ 勤務)
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