八十八夜
朝晩はまだ少し肌寒く感じることもある5月の宮崎です。
ここ最近、早朝に目が覚めると鳥たちの綺麗なさえずりが聞こえてきて、
そのあまりの美しい声に思わず聞き入ってしまいます。
そーっとカーテンを開けて姿を探すけどなかなか見つけることはできません。
それにしても朝の鳥の鳴き声はなぜか幸福な気分にしてくれます。
今の季節の宮崎が大好きです。
ところで、「初物(はつもの)」に喜ぶ私ですが、この季節のはつものといえば「新茶」。
看板やのぼりを目にされた方も多いのでは。
八十八夜(5月2日ごろ)前後に摘まれたお茶は成分的にも旨味・甘味が強いそう。
爽やかな香りも楽しむことができます。
そのすべてを最大限に楽しむためには、
少しだけぬるめのお湯でゆっくりと抽出するのが良い
というのは皆様よくご存じのことでしょう。
緑茶の水出しはさらに時間をかけて風味を引き出す方法で、
60度以上で溶け出すカフェイン(苦味)・カテキン(渋み)が抑えられるため、
とてもまろやかで旨味を強く感じることができます。
それでは皆様、「氷出し」の緑茶を嗜まれたことはありますか?
先日、生れてはじめていただく機会がありました。
そもそもその方法を想像したこともありません。

それは、圧倒的な旨味・甘味・香り・色で、久しぶりに食で衝撃を受けました。
新茶を氷出ししたら、このリーデルのグラスでサーブしたくなるシェフの気持ちがよくわかります。
急須に氷を入れてその上に茶葉をふりかけて、
自然に氷が溶けるのにまかせて抽出で良いそうです。
ご家庭でも簡単に再現可能。
皆様もぜひ、一度試してみませんか。
少しの手間で、極上をお約束します。
手間を惜しまず、むしろ楽しむ心の余裕を持っていたいと改めて思った私でした。
☆お茶どころ霧島のイノベーティブレストラン「Megui」で
アペリティフの代わりとして提供されました。
Megui情報気になる方は桑村まで!
本日のひと:桑村(日髙本店 勤務)
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