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~Hattori Botanical Laboratory~ (世界で唯一のコケ専門研究所) 

青空に入道雲が湧きあがる季節となりました。

皆さまお変わりございませんか。 

皆さんは初めて訪れた場所なのにそこの空気に触れた瞬間、

「なぜか心地よい・落ち着く」「なぜか懐かしい」と感じたことはありませんか。 

私はそうゆう場所がいくつかあります。

その一つを今回ご紹介させていただきます。 

前回のブログで「あることがきっかけで数年前から苔(コケ)の世界に魅了され」と

書いておりますが、そのきっかけとなったのが、 

タイトルにある『Hattori Botanical Laboratory:服部植物研究所』でした。 

『服部植物研究所』は宮崎県南部の日南市飫肥に

昭和21年(1946)に服部新佐博士が設立した”世界で唯一のコケ専門研究所”です。 

服部新佐(しんすけ) 博士は1915年に日南市飫肥で生まれ、

その後、東京帝国大学(現:東京大学)入学、

卒業後は東京科学博物館(現:国立科学博物館)で働いていましたが、

1946年に帰郷し、当時、研究がほとんどなされていなかった蘚苔類を

ここ日南市飫肥で行っていました。 

研究所がある日南市飫肥は、飫肥城を中心とした伊東氏:飫肥藩の旧城下町で、

「九州の小京都」とも称され、

江戸時代初期から歴史的風致の美しい街並みが多く残され、 

“重要伝統的建造物保存地区”に選定されています。 

また、ポーツマス条約で有名な外交官「小村寿太郎」も飫肥で生まれました。 

『服部植物研究所』の建物は昭和20年代の建築を残しつつ、

高い美的感覚でレトロとモダンが融合されており、

コケだけではなくインテリア関係者も多く訪れ、

国の登録有形文化財に指定されています。 

数年前、飫肥を訪れた際、レンタサイクル走行中に

このオシャレな建物はすぐに私の目に留まりました。

とても惹かれるものがあったので、そっと正面ドアを開けると

研究員の方がいらっしゃって快く出迎えていただきました。 

建物の中に入ると、一つ一つのモノにセンスの良さが光り、とても驚いたのが最初でした。

興味をそそる展示物も多く、ついつい時間を忘れて長時間滞在してしまいました。 

研究員の方から丁寧な解説があり、いままで知らなかったコケの世界に衝撃をうけました。 

実際に顕微鏡で様々なコケを見ることができ、

霧吹きでコケに水をかけるとファ~っと起き上がる様子が拡大モニターで確認できます。 

当時、服部新佐博士が使用していた顕微鏡やタイプライターなども展示されており、

こちらも見応えありました。 

服部新佐博士は生涯で約200種のコケの新種を発見し、

その業績は世界的に高く評価され、現在も海外から訪れる研究者が多く、

国際的なコケ研究の拠点としての役割も担っているそうです。 

写真右側の引き出し:美しいブルーガラスの取っ手は、

服部博士のセレクトでベネチアンガラスではないかと言われています。 

顕微鏡で約3500万年前のコケも見ることができます。 

西洋のコケについてもイラストや書物が展示してあり、 

当時、海外とのやり取りで、

服部博士が愛用のタイプライターで作成したお手紙なども残されています。 

この研究所を訪れると、普段は地味な存在であるコケですが、

驚異的な生命力があることがわかります。 

この夏、お子様・お孫様の自由研究にあわせて、皆様もコケの世界を覗いてみませんか。 

本日のひと:中森(日髙本店 勤務)

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