秋の夜長はムーンフェイズの月も酔う
宮崎に移り住み早や11年。
月日が経つ中で今では多くの宮崎の魅力を学んだ私ですが、
それ以前のイメージは定番のマンゴー・チキン南蛮・地鶏
そして、芋焼酎。
大学生時代は全国的な芋焼酎ブームでサークルやゼミの仲間と
ゲームやカラオケ、たまには真面目な話をしながらワイワイと愉しんだり
成人を迎え父親と初めてお酒を酌み交わしたことなど良い思い出です。
先日、両親と弟家族が宮崎に遊びに来るとの事で、
涼しくて子供が喜ぶ面白い場所がないかと探していると
「焼酎の里 霧島ファクトリーガーデン」を発見!
「黒霧島」をはじめとして焼酎生産日本一の霧島酒造の工場見学が出来るとあって、
興味深々で早速予約。
当日は晴天に恵まれ都城へ。

焼酎の製造工程は主に7つに分けられ
①芋の選別
②製麹・一次仕込み
③芋蒸し・二次仕込み
④蒸留
⑤貯蔵・熟成
⑥ブレンド
⑦瓶・パック詰め
まず、驚いたのは工場の大きさ。
都城に5つの工場があり1日で仕込むことが出来るさつまいもの量が約400t、
1年間では100,000tとの事で想像を絶する数字。
ベルトコンベヤーから流れるさつまいもは次の工程へ。
蒸されたさつまいもは一次もろみと合わさり、
芋のほのかな香り漂う二次もろみへ旨味を凝縮する蒸留を経て
一升瓶240,000本分のキャパを持つ貯蔵タンクで
数カ月から数年の期間を過ごし芋焼酎が完成します。
その後、ブレンダーによるブレンドをおこないそれぞれの個性を活かし、
瓶・パック詰めで長い道のりを歩みやっと出荷されていきます。
最後の驚きは一日で出荷できる最大本数は一升瓶358,800本、
10tトラック123台分。
想像を超える規模とひとつひとつのこだわりに感動を覚え、
単純な私は夜の晩酌はハイボールから黒霧ボールへと切り替わりました。

工場見学を終えて頭の浮かんだのは世界最古の時計ブランドブランパン。
長い歴史の中で職人が地域に根差し、
レガシーを失わず自らの手で新しいものを生み出し進化を続けていく。
ブランパンがブランドアンバサダーとしてミシュランで星をもらった
シェフを迎えているのも思い浮かんだ理由かもしれません。
秋の夜長に月を眺めながら宮崎の美味しい料理と芋焼酎はいかがでしょうか?
今宵の月相は・・・
腕元にブランパンのコンプリートカレンダーがあればムーンフェイズが教えてくれます。

美味しい夜を楽しみましょう。
本日のひと:松尾(日髙本店プロショップ 勤務)
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