年の瀬のハガキ
毎年今頃になると、年の瀬を知らせる1枚のハガキが届きます。

毎回1年経つのが早すぎると感じるのですが、
またこの神楽(この辺りでは神楽かぐらではなく、神舞かんめと呼びます)に行けることに、
この1年の無事を感謝したくなります。
ここ20年ぐらい、12月の第二土曜日は
仕事が終わってから大急ぎで高原町の秡川神楽殿に向かうのが恒例になっています。
満天の星たちを見上げつつ、
白い息をはきながら暗い夜道を歩いていくときこえてくる太鼓と笛の音。
でもすぐに神楽殿には向かわずに、まずはみやがわさんで振る舞いそばをいただいてから。
このときのお代は焼酎2本。

私は全くの部外者で、初めはそういう作法もよくわからずに
周りの人のを見よう見まねでした。
振る舞いで温まったら神楽殿へ。
かがり火のパチパチ燃える音と薪の燃える匂い・・一気に世界に引き込まれます。

私はこの雰囲気に身を置きたくて毎年足を運ぶのです。
ものすごく寒いので、テント用のマット敷いて、
寝袋に足を突っ込んで観覧するという技を使います。
夜通し行われるので眠くなったら横にもなれます!
皆が眠くなりそうな夜中の1時ごろからこの神舞のハイライトが。

修験道とゆかりが深い秡川神楽は真剣を使って舞うのが有名。
その中でも選ばれた子供が舞うこの番が一番盛り上がります。

地域の人たちが大切に受け継いできた伝統行事。
この地でも後継者不足が問題になっているようですが、
去年と同じ舞手がいるとホッとするほどベテラン客になりました。
それにしてもこの冬は暖かい。
今度の土曜日は芯まで冷える寒さになるのでしょうか。
あ、明るくなる前には戻って、通常通り出勤しますよ。
本日のひと:桑村(日髙本店 勤務)
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※2022年6月より毎週水曜日は定休日となります。
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