ブレゲ革新素材 シリコン
皆様、おはようございます。
昨日は台風の影響か、夕方から激しい雨になりましたね。
そのおかげで(?)今朝は少しだけ過ごしやすい気もします。
さて、本日は高級時計はなぜ価格が高いのか、皆様に知って頂きたくて、
1775年創業の老舗高級ブランドの『ブレゲ』のほんの一部分の理由を
ご紹介したいと思います。
ブレゲは、伝統的な手仕事を現在も引き継いで時計作りを行っています。
と、
ここまでは前回のお話と同じようなはじまり方(5月でした)ですが、
今回は革新のブレゲの本骨頂をお届けしたいと思います。
常に新しいアイデアを伝統的な時計作りに組み入れてきたブレゲは
ムーブメントの素材もその対象です。
ブレゲは2006年にシリコン素材を組み込んだ最初の時計を発表していますが、
今ではほとんどのブレゲの製品にシリコン製部品が採用され、
時計の心臓部である基本的な部品のひげゼンマイ付きのテンプ、
ガンギ車、アンクルにその特性を生かします。
シリコン部品の特徴とは、軽さ、部品形成の精密さ、
非磁気性、経年劣化(金属疲労)しないなどです。
この特徴を組み合わせていきますと、
毎秒20回振動(10Hz)の高振動で動くムーブメントを実現でき、
時計の命である精度が飛躍的に向上させる事が出来ます。
磁気を帯びない為、逆に磁石をムーブメントの中で部品として採用しています。
それまではタブーとされた作りです。
当店でご覧いただけるシリコン素材を組み込んだ時計
クラシッククロノメトリー 7727BB129WU
K18WG 自動巻 価格¥4,818,000(税込)
磁気を利用しての時計の制度と信頼性を高めた「マグネティック・ピポット」を採用。
磁石を使ってテンプを浮かしている図です。
接点がないため摩耗が起こらない=振動数を高められます。
高速振動20振動で動作。
そして、シリコン製部品を組み入れた時計を発表して15年、時計製造の革新になりました。
本日のひと:プロショップの憂鬱な魚釣り師 砂田(日髙本店プロショップ 勤務)
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