想いを形に 憧れのプロポーズ
7月も残すところあとわずかとなりました。
一年越しのビックイベントが始まり、
ここ数日、私はテレビに張り付いております。
また、先日7月20日はアポロ11号が月面着陸に成功し、
人類が初めて月面に降り立った日でもありました。
どうしても宝飾・時計に関わっていると
関連した出来事に敏感になります(笑)
さて、私は普段ブライダルをメインに接客をしているため、
様々なお客様の色々なストーリーに出会うのですが、
いつも「素敵だな〜」「いいな〜」と思いながらお伺いしています。
そんな中、皆様が何気なく頭に思い描いている「婚約指輪」や
「憧れのプロポーズ」が共通イメージであることに気づきます。
今日は、そんな「婚約指輪」「憧れのプロポーズ」のイメージの
始まりのストーリーをご紹介したいと思います。
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【ひざまずいて愛の告白をする始まり】
婚約指輪は古代ローマ時代の後半ぐらいから存在してましたが、
家と家の結びつきに重きがおかれていた時代。
愛する者同士の結婚は少なくプロポーズの文化はずっと後に誕生します。
映画やドラマでよく目にする、ひざまずいて婚約指輪を捧げるシーン。
これは「プロテスタントの父」といわれ宗教改革に取り組んだ
マルティン・ルターが始まりと言われております。
豪商の息子として生まれ、元々宗教家ではありませんでしたが、
若き日に命を落としそうな事故に遭い、
「助けてくだされば、あなたの生涯の使用人になります」と神様に祈り、
救われた命に感謝して、親の反対を押し切って宗教家になった生真面目な青年です。
その生真面目さと柔軟な対応が市民に慕われ、
あっという間に司教(トップ)の座に就任しました。
ですが、誠実なだけにその上の人たちと対立し、
最後には司教の座を追われることに。
一般市民に戻ったルターはその足で以前より好意を抱いていたカテリナがいる修道院へ。
一生を神に捧げる覚悟で宗教家になったルターでしたが、
市民となった今、最愛の女性に愛する思いを伝えられると向かったそうです。
いざ告白の時、修道女は一般市民より身分が高かったので、
ひざまずいて指輪を差し出し、「私と一緒に来てください」と懇願した姿が
有名なプロポーズの始まりと言われております。
【正統派として選ばれるルビーの指輪】
ルターがプロポーズの時に捧げたのがルビーの婚約指輪でした。
欧米では、プロポーズは文化として大事にされ、
男性は最愛の女性にプロポーズすることを誇りに思っています。
そのプロポーズの始まりといわれるルターが婚約指輪にルビーを選んだのは、
最も高価な宝石であり、ルビーは「愛」を意味する宝石で、
その宝石の力を借りて想いを受け入れて貰おうと願ったからだそうです。
※所説あり(引用:モリスルビー資料)
私は約4年前にこの話を知ったのですが、
婚約指輪=ダイヤモンド!!という概念でしたので衝撃を受けるとともに、
「ひざまずいてプロポーズする」という行為の誕生秘話が
そんなに古いところからあるなんて面白いなぁ~と思ったところでした。
もちろん指輪が全てではありません。
そこにどんな想いや熱量があるかが一番だと思います。
それを形にした時に指輪があります。
なにかその想いを形にしたい時是非お手伝いできればうれしく思います。
本日のひと:植松(日髙本店プロショップ 勤務)
ひざまずいてプロポーズは永遠の憧れ!
でも指輪は自分で選びたい!笑
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