キングセイコー
今回は、2021年に限定復活し、満を持して2022年から
レギュラーモデルとして復活したキングセイコーの歴史を勉強したいと思います。
グランドセイコーとキングセイコーは、セイコーが手掛けた高級時計の代表格です。
当時、グランドセイコーが約25,000円、
キングセイコーが約15,000円で販売されていました。
当時の15,000円は、上級公務員の初任給だったそうです。
今はどうなのかなと思い調べてみると、
現在のキングセイコーも大卒公務員の初任給と同じくらいでした。
ここから歴史です。
1960年グランドセイコーが誕生し、
翌年の1961年にキングセイコーが誕生しました。
当時、セイコーには2つの生産拠点があり、グランドセイコーは諏訪精工舎。
キングセイコーは、第二精工舎で作られていたそうです。
1961年~1964年まで生産されたファーストモデルに代わり、
1964年にはセカンドモデルが登場します。
ファーストモデルにはなかった秒針規制装置が加えられ、
KSKの愛称で人気だったそうです。
1968年まで続いたセカンドモデルには、カレンダー付のモデルや
ハイビートのモデルなどもありました。
そして1971年に、キングセイコー最後の機種が登場しました。
52KS、56KSは現代の時計にも引けを取らない機構、精度を持っていましたが、
1975年に廃番となり、キングセイコーの生産は終了いたしました。
生産終了には、クオーツ時計の普及などが原因となったようです。
それから45年の時を経て、キングセイコーは復活しました。
昔の面影を残しつつ、機能、造りを進化させた時計です。
当店では、今年の限定品と通常のレギュラーモデルが並んでおりますので、
来店された際は、是非ご覧ください。
※本日8月10日は水曜日のため定休日となります。
店舗は営業しておりませんのでご注意ください。