悲劇から歓喜へ
今、世界で一番熱く、世界中の目が注がれている国は
アラビア半島に位置したカタールではないでしょうか?
そう、4年に1度世界中が熱狂するサッカーワールドカップの真っただ中。
カタールとの時差は6時間と寝不足の毎日を送られている方も多いと思います。
熱い!それにしても熱い!
90分の中で目まぐるしく入れ替わる試合展開、
一瞬で流れを変えるプレーは人々に歓喜を与え、そして悲劇も与える。
多くの人が同じタイミングで喜怒哀楽を爆発させる。
その一つ一つのシーンが感動を呼び、
記憶として人々の心に刻まれていきます。
スペイン・ドイツ・コスタリカと名を連ねた日本は、
世界中の予想を超えワールドカップ史に残るジャイアントキリングを2つ起こし
「死のグループ」と呼ばれたグループEを1位で突破という快挙を成し遂げました。
目標としているベスト8まであとひとつ。
新しい扉を開き、新しい景色を見られように応援したいと思います!
日本サッカー史において「ドーハ」は30年近く悲劇の地と語られてきました。
まだ、ワールドカップ初出場という最初の扉が重く閉ざされていた1993年。
Jリーグがスタートし日本中がサッカーフィーバーに沸き立つ中、
翌年にアメリカで開催されるワールドカップに向けての最終予選が
行われた地が「ドーハ」。
予選1位で迎えたイランとの最終戦。
メンバーは現代表監督を務める森保監督をはじめ、ゴン中山選手、
アジアの壁こと井原選手そして現在も現役のキングカズなど
そうそうたるメンバーで戦いに挑みました。
一進一退で迎えたロスタイム。
2-1でリードする日本はラストワンプレイのイランのCKを凌げば
夢に見たワールドカップ。
日本中が数秒後の歓喜に備え固唾を飲んで見守る中
ショートコーナーからゴール前に上がったボールを白いユニフォームを
纏った選手がゴールに向けてヘディングシュート。
時間が止まった日本のゴール前、GKの目線は無情にもゴールネットを
揺らすボールを見つめていました。
歓喜に沸くイラン選手達の横には夢破れ座り込む日本の選手達。
遠く離れた日本では喜びに向けて高まった期待が、
たった一瞬で悲しみの涙に変わりました。
夢に向かい戦った日本代表にとってはあまりにも残酷な結末。
しかし、それが始まりだったのかもしれません。
2022年、先人たちが積み上げた歴史が悲劇の地「ドーハ」を
歓喜の地へと変えていったのではではないでしょうか?
時は悲劇を生み、そして歓喜を生む。
どんなスポーツでも全身全霊をかけて挑むアスリートに
魂を揺さぶられドラマが生まれます。
今度はどんなストーリーが描かれるのか楽しみにしながら
応援したいと思います。
頑張れ 日本!
本日のひと:松尾(日髙本店プロショップ 勤務)
ウオッチコーディネーター(CWC)資格認定者
日本茶インストラクター
プロショップスタッフ唯一の県外出身(長崎)
時計の事で気になることがありましたら気軽に
お尋ね下さい。(お茶のお話しでも大丈夫)
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