時計の動力
時計には多くの部品が使われています。
調べてみると、電池式のタイプで約50個。
機械式の自動巻きで約100個。
それに、クロノグラフなどの機構が加わると250個以上使われているそうです。
思った以上に多いですね。
時計のムーブメントには地板と呼ばれる基板があります。
基板とは、家でいうところの基礎・土台部分になります。
地板の上に部品を組み上げていくことで、時計となっていきます。
では、電池式の時計と機械式の時計との違いは何でしょうか。
どちらも、歯車によって力を伝えていくことは同じですが、
電池式時計は電池を動力に使い、機械式時計はゼンマイを動力にしています。
電池式時計は、電池からの力を回路で制御して歯車を動かしています。
機械式時計は、ゼンマイを巻いてほどける力を使い歯車を動かしています。
ゼンマイ式のおもちゃのミニカーを思いだしたら分かりやすいですが、
ミニカーを後ろに引いて手を離したら、速いスピードで走りだしますが、
ゼンマイがあっと言う間にほどけて、ミニカーは止まってしまいます。
機械式時計も原理は同じですが、アンクルとテンプという部品を使い、
ゼンマイがすぐにほどけないように、時間が規則正しく伝わるように調整されています。
時計にも様々な種類がありますので、
調べてみるのも面白いかもしれませんね。
本日のひと:寺名(日高本店プロショップ 勤務)
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