宝石っておもしろい
台風のせいか、天候の不安定な日が続いていますね。
被害も無く通り過ぎてくれるといいのですが・・・心配です。
昨年のちょうど今頃、名古屋市科学博物館で
『宝石 地球がうみだすキセキ』特別展が開催されていました。
2022年2月19日に東京の国立科学博物館での開催に始まり、
2022年7月9日~9月19日まで名古屋での開催。
夏休み期間中でしたので、行かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実際、私が行った際も小学生位のお子さんがお父様の手を引っ張り
『これは〇〇なのよ』『まだほかにもこんな色があるのよ』と
小さな子供博士がたくさん見学に来ていました。
良く考えると、小さな子供から大人まで
男女問わず惹きこむ宝石の魅力ってすごいですよね。
『宝石は、地球が産み出す宝物』
約46億年前、宇宙に漂う小さな星たちが集まりぶつかりあって
地球は出来ました。出来立ての地球は、まだドロドロに溶けた
熱いマグマの塊だったと考えられています。現在、地球の表面は
冷えて固まっていますが、内部はまだとっても熱い状態なのです。
直径1万2742㎞の地球をゆで卵に例えるなら・・
殻の部分が地殻とよばれる層、白身の部分がマントルと呼ばれる層で
地球の約80%を締めているそうです。
中心の黄身に当たる部分が核となります。
ドロドロとした熱いマントルが動くことにより大陸を動かしたり、
マグマをつくったりと地球の営みに深くかかわっています。
マントル対流によってマグマが近づいたり大陸どうしがぶつかったりと
高温や高圧にさらされ、また冷え固まることの繰り返しによって
長い年月をかけ変化し様々な鉱物が誕生します。
その中でも美しく、丈夫で珍しく見て楽しめる大きさのものだけが宝石と呼ばれます。
様々な条件によって、その種類も変わり
ダイヤモンドができたり、ルビーになったりします。
また皆さんご存じの宝石、ダイヤモンドでも条件によって
ピンクのダイヤモンドやイエロー、グリーンの等の
美しいカラーダイヤモンドとして産まれてきます。
また天然の宝石なので内包物が含まれています。
その内包物も10倍のルーペでよく見ると黒い結晶であったり、
クリアな結晶であったりとその内包物が何だろう?って
想像するだけでも楽しくなってきませんか?
ご自分のお持ちのジュエリーも、
デザインだけでなく宝石、石自体をよく見てみるともっと好きになるかもしれません。
小さな石の中に、宇宙のように壮大な歴史とロマンが詰まっています!
本日のひと:緒方 美穂(日髙本店 勤務)
日髙本店
TEL 0985-26-1101
mail honten@hidakahonten.jp
※2022年6月より毎週水曜日は定休日となります。
(水曜日が祝日の場合、前日の火曜日が定休となります)
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