秋を食べた話
今日も今日とて食べ物の話をしてもいいですか。
天高く馬肥える秋、秋といえば・・栗。
この時期、山の中を走っていると、栗のイガが落ちているのをよく見かけます。
食いしん坊の私はつい目がいって、時には車を止めて拾ってみたりするけれど、
中身が入っていたことはほぼありません。
森の生き物たちがきれいに食べたあとです。
栗拾いは私の中ではあくまで想像でしかありませんでした。この秋までは!
実は、先日、とある場所でちゃんと中身の入った栗をたくさん拾わせてもらったのです。
農園ではありません。
野生の栗の木が敷地内にたくさんあるから好きなだけ持って帰っていいよと。
こんなにきれいに中身が入っているのを見るのは初めてで、テンションが上がる上がる!


イガは触ると本当に痛くて、靴をじょうずに使って中身を出すことも学びました。

こんなにたくさん。
落ちたて(?)で、森の生き物たちにもまだ全然気づかれていない状態でした。
さてこれをどうしたものか・・・
芋や栗のようなデンプン質の多いものは低温で一定期間寝かせると糖度が増すのは良く知られた話。
とりあえず10日ほど冷蔵庫の野菜室で寝かせてから、
一大決心をして「モンブラン」を作ってみることにしました。
まずはモンブラン用の口金を製菓材料専門で手に入れるところから。
さあ栗を茹でて、中身をくりぬいて、砂糖で煮て、
柔らかくなったら裏ごし(これが一番大変でした)して、
生クリームやバターと混ぜてなんとかマロンクリームの完成。
その合間に土台のダックワーズを焼いて・・と、なかなか大変な作業でした。
クリームが固くて途中でバフっ!!と袋が破けたり、
リカバリー不可能な事態に陥りそうになりながら、なんとかできたものがこちらです。

正真正銘和栗のモンブランなり。

器がいいとそれなりに見えますね(自画自賛)。
上に載っているのももちろん自家製の渋皮煮です。
筋金入りの食いしん坊のレポートは以上です。
本日のひと:桑村(日髙本店 勤務)
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