「Cartier Rouge et Panthère 」(カルティエの赤と豹)
街にはイルミネーションが輝き、冬の訪れを感じる頃となりましたが、
皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回のトピックは、「Cartier Rouge et Panthère (カルティエの赤と豹)」について。


世界中の女性の憧れであり、絶大な人気を誇る「カルティエ」(創業1847年) 。
アイコンである赤と赤色のボックスは「贈り物(愛情)と美を象徴する」、
カルティエのフィロソフィーが詰まった大切な色です。
それは特別な瞬間をさらに高め、ストーリーを物語る大切なものであることを示します。
もう一つの代表的なアイコン「Panthère:パンテール」。
パンテールはフランス語で「豹」を意味し、
高級ジュエラーであるカルティエの象徴的なモチーフです。
「力強さ」「優雅さ」、そして「独立した女性像」を象徴し、
時計、ジュエリー、バックなど多様なアイテムに展開されています。
カルティエには早い時代からハイジュエリー部門に
「ジャンヌ・トゥーサン」という女性ディレクターがいました。
優雅で気品ある持ち主でしたが、それに比例するように気性も激しく、
「ラ・パンテール(女豹)」と呼ばれていました。
彼女はある侯爵夫人の家を訪問した際、飼われていた豹に魅了されます。
そして、この豹をモチーフにしたジュエリーをデザインしたいという気持ちになったことが、
今では代表的なアイコンとなった「Panthère:パンテール」の始まりだそうです。

(photo by magazine GQ France)
私は以前の仕事柄、様々なフランスを代表する
メゾンのショートフィルム(CM)やプロモーションビデオ(PV)をよく観ていました。
その中でも一番心を打たれたのが、2012年に発表されたカルティエ165周年記念CM、「L’Odyssée de Cartier」:(カルティエの冒険旅行)。
私が感想を言うのは烏滸がましいのですが、
165年(当時)におよぶカルティエの伝説を表現するために、
約2年の歳月かけて製作された最高に美しく、
ストーリーの構成が素晴らしい3分30秒のCMは、
一度観たらカルティエの世界に深く、深く、惹きこまれます。
歴史的なメゾンのシンボル:豹「パンテール」が主人公となり、
パリ本店:13 Rue de la Paix, 75002 Parisから、
キラキラ輝くダイヤモンドダストを脱ぎ捨て
「オデッセイ:冒険旅行」に出るシーンから始まります。
飛行士サントス・デュモン、凍てつくロシアの旅、
ドラゴンを始めとする幻想的な動物たち、
オリエントの王宮など、カルティエの長い歴史を彩るエピソードや
代表的な作品が解説なしでも十分に伝ってきます。
私が特に好きなシーンは、フィルムのエンディング:
世界を駆け抜ける旅を終えたパンテールは、
飛行士サントス・デュモンにグラン・パレの屋根まで送ってもらい、
静まり返った深夜のヴァンドーム広場をひとり歩き、
カルティエ・パリ本店に帰還します。
そして、赤いドレスを纏った美しい女性とともに、
カルティエの赤いボックスに消えていきます。
映像が終了すると、「Cartier」と男性のナレーションが入りますが、
このフランス語の「Cartier」発音、
当時、仕事でパリを訪れる機会が多かった私は、
何度も繰り返し聞いて発音を練習した経験があります^^;

只今、日髙本店プロショップのウィンドウディスプレイも
「カルティエの赤とパンテール」でクリスマスを演出中。
自身へのご褒美、愛する人へ、新しい未来へ旅立つ人へ、
寒い冬景色にハッと目を奪われる「カルティエの赤」を贈りませんか。
スタッフ一同、皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。
*上記写真の赤ベルト腕時計:
TANK LOUIS CARTIER WATCH(タンク ルイ カルティエ ウォッチ)
LM、手巻きメカニカルムーブメント マニュファクチュール。
アリゲーターストラップ、ブリリアントカット ダイヤモンド41個(計~0.66ct)を セッテイング。
詳細、その他の情報等、ご興味がございましたら、お気軽にお問合せくださいませ。
本日のひと:中森(日髙本店 勤務)
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