グランドセイコー60周年限定モデルCal.9SA5
今年新たに開発されたCal.9SA5を搭載した60周年記念モデルが
12月11日(金)に数量限定で発売されます。
従来の3万6000振動のハイビートムーブメント(9S8系)は最大巻き上げ約55時間でしたが、
Cal.9SA5はハイビート設計にもかかわらず、最大巻き上げ約80時間を持続します。
駆動時間が短くなるハイビートムーブメントが
驚異的なロングパワーリザーブを持つことになりました。
1960年当時と同じく、持てる技術の粋を集結した、
誕生60周年を祝うのにふさわしい伝統と革新を体現した、
次世代モデルとなっています。
「9SA5」メカニカルハイビート 36000 80 Hours
[デュアルインパルス脱進機]
動力ぜんまいから「がんぎ車」に伝えられた力を「アンクル」という部品を
経由して「てんぷ」にパワーを送り込むため、力の伝達でロス出ていましたが、
「がんぎ車」も直接「てんぷ」へ力を伝える仕組みで、
ダブルで無駄なく「てんぷ」に力を供給できます。
[ツインバレル]
機械式時計の動力源はぜんまいです。
香箱(バレル)の中に入ったぜんまいがほどける力を回転運動に変え、
歯車を動かします。通常の時計はぜんまいを完全に巻き上げると約42時間駆動
しますが、80時間にするには、ぜんまいを長くして時間を稼ぐと香箱サイズが
かなり大きくなり、巻き上げの際に負担がかかるのでパーツを傷めてしまう
恐れがあります。そこで小型の香箱を2つ積む「ツインバレル」を採用。
香箱を直列つなぎにして、回転運動を順々に伝える仕組みのため、トルクを長時間
安定させられ、巻き上げ負荷が少ないため、故障しにくいメリットがあります。
[フリースプラング]
精度を司るてんぷは、「てん輪」と「ひげぜんまい」で構成されています。
てん輪に配置される極小のちらねじを使って微調整します。4つのちらねじの
出し入れを精密に調整できるので、どんな姿勢を取るかによって生じる精度の
誤差が出にくく、さらに高いレベルの精度の追求が可能になります。
[巻き上げひげ]
ひげぜんまいは髪の毛の半分ほどの太さで、これを完璧な同心円で渦巻き状に巻く。
これが、てんぷを振動させるバネの役割をはたします。そしてひげぜんまいの外端を
ぐっと上に巻き上げて固定する「巻き上げひげ」を採用しています。
[水平輪列構造]
ムーブメントが薄くなれば時計ケースも当然薄くできるので、装着感がたかまります。
9SA5では薄型香箱のツインバレルと、てんぷと脱進機の組み合わせを対面に配置し、
その間に歯車などをぎゅっとレイアウトしています。限られた隙間にパーツを水平に
散らして重なりを極限まで減らし、さらに地板を掘り下げてスペースを確保することで、
従来のムーブメントよりも約15%の薄型化に成功しています。
*ポイント
10振動にして80時間持続
駆動中はいつでも高精度
つけ心地の良い薄型の時計
グランドセイコー60周年を祝うのにふさわしい伝統と革新を体現したモデルです。
是非、店頭で手にしてみてください。
価格:1,100,000円(込)
販売時期:12月11日(金)
限定:世界限定1000本
本日のひと:行實(日髙本店プロショップ 勤務)
ウオッチコーディネーター
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