パイオニアたちの系譜
「一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍だ。」
1969年7月21日 月面に人類として初めて足跡を残したアームストロング船長は
新たな未来へと期待に渦巻く地球に向けて言葉を綴りました。
紛れもなく人類にとって開拓の1ページを刻んだのです。
長い人類の歴史で先人達は多くの出来事の中でチャレンジし成功と失敗を
繰り返す中でパイオニア達が新しいものを生み出し文化として根付かせてきました。
時計で最も功績を残したパイオニアとして挙げられるのは
アブラアンールイ・ブレゲではないでしょうか?
「時計の歴史を2世紀早めた!」と言われるブレゲはトゥールビィヨンや
パーペチュアルカレンダーなどの複雑機構を発明し、今日の機械式時計の
約70%を開発したと言われており、多くの偉大な功績は今後も色あせることはない
でしょう。
また、現在でも多くのブランドにラインナップされているダイバーズウオッチの
元祖を語るのであれば1735年創業のブランパンを外せません。
当時、フランス海軍の特殊部隊を編成していたマルビエは過酷なミッションに
耐えうる時計を探しいくつかのブランドに相談しましたが高い要求に難色を示し
上手くはいかず、ブランパンへ話を持ち掛けると
当時のCEO「ジャン・ジャック・フィスター」は自身もダイバーであったので
要求に応えるべく開発に着手し1953年「フィフティファゾムス」が
誕生しました。
ちなみに、ファゾムスは古い長さの単位で1ファゾムスが1.892m
50ファゾムスで91.45mとなり、当時の潜水呼吸装置を着けて潜れる
最大の深さだったと言われております。
皆さんが最も馴染みのある機械時計の機構であるクロノグラフも
パイオニアスピリットが受け継がれています。
ブライトリングは1884年の創設以来クロノグラフ開発に情熱を注ぎ航空業界と
深い関りを築いていく中でリューズの両側に独立した2つのプッシャーを配した
現在のクロノグラフの原型を作り出しました。
この発明により時計業界はもちろん航空業界の大きな発展の重要なターニングポイントに
なったのではないでしょうか。
2023年 私たちの生活に関わるすべてのものが先人達より
ゼロから生み出した発見・発明によって発展をしてきました。
日常の中の当たり前のことに人類のパイオニアスピリットが
宿っていると改めて考えると考え深いところもあります。
歴史に名を残すパイオニアの一人であるスティーブン・ジョブスは言っています。
「進み続けよ、決して安住してしまってはいけない」
先人から受け継いだバトンは今もチャレンジを繰り返す中で進化を続けています。
ブレゲ・ブランパン・ブライトリング
「パイオニアの系譜」を確認に日髙本店プロショップへお越し下さい。
本日のひと:松尾(日髙本店プロショップ 勤務)
ウオッチコーディネーター(CWC)資格認定者
日本茶インストラクター
プロショップスタッフ唯一の県外出身(長崎)
時計の事で気になることがありましたら気軽に
お尋ね下さい。(お茶のお話しでも大丈夫)
====================
※2022年6月より毎週水曜日は定休日となります。
(水曜日が祝日の場合、前日の火曜日が定休となります)