ＯＮＥ ＬＩＦＥ
「えっ！」
2月1日、ひとつのニュースが目に飛び込み思わず声が漏れました。
「結成35年 バンド解散」
学生時代を彩ってくれたバンドの解散。
悲しみよりも驚き、時間を置いて懐かしさ。
ラジオから流れてきたポップなのに何処か影がある音楽に惹かれ、
気が付けば通学時や勉強中など、どんな場面でもそのバンドの音楽が傍にありました。
初めてのライブは福岡の長浜公園近くの小さなライブハウス。
好きな曲のイントロが流れた瞬間、鳥肌が立ったのを今でも覚えています。
静岡にいた頃は「青春１８きっぷ」でゆっくりと西へ帰る道中、神戸に立ち寄り
イルミネーションで彩られたルミナリエを背に男２人でライブに参戦したこと。
長崎にいた頃は毎年稲佐山で開催される音楽フェスのラジオCMで
そのバンドの曲が流れた瞬間に雄叫びを上げ、
当日、ひとりで参戦したテンション高めの30代の私は、
大学生に囲まれながら飛び跳ね、叫び、フラフラになりながら
ハイタッチを繰り返したことは良い思い出として残っています。
皆様も何かのキッカケで昔を懐かしむことはないでしょうか？
音楽、映画、食べ物、場所、香り、声など
良い思い出も悪い思い出も、またチャレンジした日々も
一瞬で時間が戻る瞬間があることは、それぞれの足跡です。
1969年7月20日にアポロ11号が初めて月面に着陸し、
初めて人類が月に足跡を残したのは人類にとって大きな1歩でしたが、
それぞれが重要な場面で大きな一歩を踏み出した足跡は
残っているのではないでしょうか。
解散してしまったバンドの曲にこんなフレーズがあります。
「どんな靴を履いてても 歩けば僕の足跡
立ち止まればそれまで 僕が終わる印」
時間が刻んでいく限り、毎日を大切に生き
いつか立ち止まった時に素敵な足跡が残せたら、
・・・月面は無理かもしれませんが。
35年間 お疲れ様でした、そしてありがとうございました。
本日のひと：松尾（日髙本店プロショップ 勤務）
===========================
日髙本店プロショップ
TEL 0985-26-1102
mail h-info@hidakahonten.jp
※2022年6月より毎週水曜日は定休日となります。
（水曜日が祝日の場合、前日の火曜日が定休となります）
日髙本店プロショップインスタグラムはこちら。
※「来店予約」をご利用の方はこちらのフォームから。
