3/11に思うこと
10年前の今日、とても怖い思いをしました。
就職活動中で東京にいた私は、
長く大きな揺れが続き、周りの高層ビルが揺れているのを
逃げることも出来ず、ただ見ていました。
結局、面接は中止。
地震がきっかけで仲良くなった“ともかちゃん”と
とりあえず店に入り、家族に連絡を取ろうとしましたが、
回線が込み合い連絡も出来ず。
その間も大きな揺れは続き、入ったお店の窓ガラスが割れ、
店内から悲鳴が聞こえました。
もちろん怖かったですが、その時は「やばいね」と
あまり怖さを実感していなかった気がします。
ただ、電車も復旧のめどが立たず、滞在先の兄宅にも帰れそうにない。
街中の画面からは見たこともない津波の映像が流れ、
いよいよ行き場がなくなった時、本当に不安で怖くなりました。
２人で泣きそうになりながら、
一時避難を受け入れていた新宿の高校まで
丸の内からリクルートスーツのまま歩きました。
真夜中に埼玉から迎えに来てくれた彼女のご両親には今でも本当に感謝です。
東日本大震災から10年、
久しぶりにその友達に連絡を取ってみようと思います。
「10年前あなたに出会えてよかったです。ありがとう。」
あの時、面接会場で隣にいたともかちゃんに出会ってなかったら
私は知らない土地で1人で不安のままでした。
彼女がいたから、励まし合い、帰り方を一緒に探すことが出来ました。
本当にご縁だったと思います。
きっかけはどうであれ、一度結んだ縁には理由があり、
また、その縁をどうするかは自分次第です。
ご縁で結ばれた家族や友人、大切な人にでさえ
当たり前に“会う”ことが出来なくなった今、
『想いは言葉やカタチにして“今”届けたい。』
最近はより一層、そう思います。
東日本大震災で被災された皆様へ
1日も早い復興を心から願い、
これからも少しづつ自分たちに出来ることを続けてまいります。
本日の人：長友（日髙本店 勤務）
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